DPPK_Proccesorによる高精度UAV測量の研究
今回、自前開発したUAVの後処理ソフトDPPK_Proccesorについて、sfm解析ソフトに商用のMetashape及びオープンソースのWebODMを用い、3次元データの高精度化の検証を秋田大学と共同研究しています。電子基準点を用いた後処理で標定点(GCP)なしでの水平精度についてはcm単位での精度(公共測量マニュアルでの0.05m以内はクリア)が得られるものの、垂直方向では10cm前後の較差が生じます(両sfm解析ソフトに殆ど違いはない)。ただし、近くに基準局を設け後処理するとその誤差は0.05m以内の精度が得られます。基準局と電子基準点を用いた後処理での飛行高度差はほんの数センチであるものの、10cm前後の差が生じます。
また、特に垂直直下のみの画像では、垂直方向では数メートルの較差を生じることから、垂直方向の高精度化には斜めどりが重要な役割を果たしていることが分かります。Phantom4RTKやMavic3Eなどで飛行コースを作成すると自動的に最後に中心に向かって斜めどりをしますが、ボール(ドーム)現象の軽減化を図る目的だと思っていましたが、高精度な3次元点群データ作成には斜めどりが重要な要素であることを理解しました。
実験で標定点を2点設けることにより垂直方向のその精度は格段に高くなることから、電子基準点を用いた後処理で高精度な水平垂直方向の3次元データを求めるには標定点を1~2点設けることにより高精度化を図ることが可能となることが分かりました。
今後、斜めどりの枚数を多くすることにより標定点無しで高精度な3次元データが得られるか今後検証したいと思います。
